秋葉原:武将家 外伝はまずい?本家との違いは?

グルメ

こんにちは。Rokuです。

今回は、秋葉原にある家系ラーメン「武将家(ぶしょうや)外伝」をご紹介いたします。

[住所]
〒101-0023
東京都 千代田区 神田 松永町16

秋葉原には武将家と武将家 外伝の2店舗がありますが、私の好みは外伝でした。

今回は、武将家と外伝の違いについて解説いたします。

秋葉原:武将家 外伝をレビュー

外伝でオーダーしたのがこちらのチャーシューメンです。

チャーシュー麺には大振りなチャーシューが4枚も添えられており、これだけでお腹いっぱいになってしまう程の大容量となっています。

私は「麺:硬め」「スープ:濃いめ」「鶏脂:少なめ」でオーダーしましたが、他の家系ラーメンよりも醤油がガツンと効いていて、正直なところ「しょっぱい」と感じました。

私は塩辛い味付けが大好きなので、家系ラーメンでは常に「スープ:濃いめ」でオーダーするのですが、外伝に来てみて初めて「スープの濃さは普通でもいいかな」と思ってしまったほど醤油のパンチが効いています。

武将家と比較すると全体的に濃いめの味付けで、それはチャーシューにも現れていました。

外伝のチャーシューは燻製になっていて、噛むごとに肉汁と共にスモーキーな香りが溢れ出てきます。

ややレアに仕上げられたチャーシューはホロホロというよりもトロッとした食感で、これも他の家系にはない初めての感覚です。

外伝はまずい?武将家との違いは?

武将家と比較すると、味の方向性が尖っているためか、中には「まずい」と感じてしまう方もいるようです。

ただ、個人的には「まずい」というよりも、味が尖り過ぎていて食べる人を限定しているというのが真実ではないかと感じています。

実は、武将家と外伝では以下のように明確な違いが存在しており、それぞれのお店でブランディングをしているのです。

[武将家]
●スープは乳化
●チャーシューは燻製ではない
[外伝]
●スープは非乳化
●チャーシューは燻製

ラーメンの味付けを決定づけているのはスープですが、実は、そのスープの方向性に関わっているのが「乳化」および「非乳化」です。

乳化とは、水と油のように本来は決して混ざり合わない成分が均一に混ざり合っている現象を言います。

この現象を利用した製品の中で最も馴染み深いのがマヨネーズです。

本来であれば、マヨネーズに含まれている水と油は混ざり合うことがない成分ですが、卵黄が加えられていることで乳化が起き、水と油が均一に混ざり合っているというわけです。

ラーメンのスープでいうと、乳化とはスープと脂が均一に混ざり合っている状態を言うのです。

この時、乳化の役割を果たしているのがスープの出汁に使われている動物(豚・牛・鶏)の骨です。

動物の骨を長時間煮込むことにより、骨からコラーゲンがしみ出してスープに浸透し、脂と均一に混ざり合うというメカニズムなのです。

乳化および非乳化のスープには次のような特徴があります。

[乳化(武将家)]
●スープと脂が均一に混ざり合うことで、クリーミーでコクのある味わい
●スープの色合いもマイルド
●バランスの良い味になるため、万人向け

[非乳化(外伝)]
●スープと脂が完全に分離しているため、スープの上に脂が浮いている
●スープの上澄みは脂の甘みや旨味が強く出る
●スープの部分は醤油や出汁本来の風味が残っている

上記の通り、非乳化の方がスープや出汁の風味が強く出る傾向にあるのです。

私が外伝のスープを一口飲んだ時に「しょっぱい」と感じたのはこのためだと思われます。

だだでさえ外伝は武将家よりも味の方向性が尖っているため、たとえ乳化スープを使っていたとしても醤油の風味が強く感じられていたはずです。

そのため、普段から乳化スープの家系ラーメンを食べている方やマイルドの味付けを好む方からすれば、外伝のラーメンは「まずい」と感じてしまうかもしれません。

しかし、それは外伝(非乳化)の味に合っていないだけで、「まずい」とは根本的に違うと私は考えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました