こんにちは。Rokuです。
今回は、東京の高円寺にあるカフェ「エセルの中庭」を取り上げます。
〒166-0003
東京都 杉並区 高円寺南3-57−6 3F
ひとたび店内に入ると中世ヨーロッパを世界観を忠実に再現したかのような空間が広がり、当時にタイムスリップした気分を味わえるカフェとしてSNSを中心に話題を呼んでいます。
今回は、エセルの中庭の世界観とスイーツを堪能してきたので、その様子をレビューいたします。
高円寺:エセルの中庭をレビュー
今回オーダーしたのがこちらです。
●上:ストロープワッフル(価格失念)
●左:柚子レモネード〈HOT〉(680円)
●右:カトル・カール〈ショコラ味〉(380円)
ストロープワッフル
ストロープワッフルはオランダ発祥の洋菓子で、端的に言うと平べったいワッフルです。
本場のストロープワッフルは中にシロップが塗られています。
本来の食べ方としては、ワッフルをホットドリンクの容器の上に乗せておき、中のシロップが溶けてから頂くようです。
ただ、私はストロープワッフルというお菓子をこの場で初めて知ったので、本来の食べ方はできず、そのまま頂くことになりました。
しかし、エセルの中庭で提供されていたワッフルは通常のワッフルと変わらないようで、一口食べてみても特にシロップの風味は感じず、鼻に香ってきたのはバターと小麦の風味でした。
もちろん、不味いということはなかったため、シロップが塗られていなくても美味しく頂けました。
もしストロープワッフルを頂く機会があれば、その時はぜひ由緒正しい食べ方で頂いてみて下さい。
注意点としては、熱い容器の上に長時間放置しないということです。
これは熱気でワッフルが溶けてしまうからで、長時間放置しておくとワッフルが変形してドリンクの中に落ちてしまう危険性があります。
柚子レモネード
柚子レモネードは自家製で、市販のレモネードよりレモンの風味が強く出ていました。
また、ほんのりとレモンの苦味も感じることができたので、オーガニックなレモネードを楽しみたい方は満足できる一杯だと思われます。
ちなみに、カップの底には細かく刻まれた柚子の皮が沈んでいて、これを撹拌すると一気の柚子の香りが辺りに立ち込めてきました。
柚子はコンポートのようで、一口食べてみると特有の甘みを強く感じることができます。
レモン果汁だけでは酸味と苦味が強く出てしまうため、それらをコンポートの柚子皮でうまく中和しているのかもしれません。
カトル・カール
カトルカールはフランス語で、カトルは「4」を、カールは「1/4」を意味します。
名前の由来はレシピにあり、「バター」「砂糖」「卵」「薄力粉」の4つの材料を全重量の1/4ずつ使って作るため、カトルカールという呼び名が付くようになりました。
ただ、これはフランス発祥のお菓子ではなく、もともとはイギリスのお菓子で、現地ではパウンドケーキと呼ばれていました。
つまり、カトルカールとパウンドケーキは本質的には同じで、フランスとイギリスで呼び名が違うだけなのです。
使われている材料がシンプルであるため、エセルの中庭で提供されているカトルカールも他と一線を画すような味ではありません。
しかし、これは不味いや不通といったネガティブな意味ではなく、バターの芳醇な香りと小麦本来の甘さが十分に生かされているという意味です。
もしカトル・カールを頂く時は、素材の風味を殺さないようにコーヒーや紅茶などと頂くと更にいいかもしれません。
予約や待ち時間は?
エセルの中庭では予約を受け付けていないため、事前に席を確保しておくことはできません。
私が友人と訪れた時は平日(木曜日)の15:00頃で、カフェでいうピークタイムでしたが、運よく待ち時間なしで入店することができました。
恐らく、平日であればピークタイムでもそれほど混雑はしていないと思われます。
ただ、席数が14席しかないため、お客さんの入り次第によっては直ぐに満席になってしまうかもしれません。
ちなみに、土日になると席数の少なさも相まって直ぐに満席になってしまうようです。
ある口コミによると、日曜日の13:00過ぎに訪れたところ、40分待ちだったといいます。(※①)
さらに、別の口コミによると、土曜日の午後だと数組の待ちが発生しており、ウェイティングボードに名前を記載して待機していたようです。(※②)
●https://map.yahoo.co.jp/v3/place/TARhm0K623U/review
待ち時間なしで入店したい方は平日の開店直後やピークタイムを外した時間帯を訪れるといいでしょう。
私語は禁止?
エセルの中庭の店内は確かに静寂ですが、私語は禁止ではありません。
一部の口コミでは私語禁止などと投稿されているものの、我々がお店を訪れた時はそのような案内はありませんでした。
店内は基本連続する会話は禁止です。
静かな空間の中、ゆったり過ごすことができました。
■「https://map.yahoo.co.jp/v3/place/TARhm0K623U/review」より引用
事実、我々が店内で会話をしていても店員さんから注意を受けることは一度もありませんでした。
恐らく、こうした誤解が生じてしまった理由は、エセルの中庭の階上(3F)にある「アール座読書館」が影響していると思われます。
そして私語禁止の喫茶店「アール座読書館」さんの上階のおしゃべりOK「エセルの中庭」さんにはじめて入りました。階段を上がるなり入り口に土が敷いてある。そうかここは中庭…‼︎下とはまた少し違う雰囲気で、こちらもまた良いです…! #高円寺 pic.twitter.com/PbX7KIoaic
— しらとあきこ (@akipcs) June 11, 2016
読書館という名の通り、ここは読書を目的としたカフェであるため、店内での私語は最低限の会話を除いて禁止されているのです。
ただ、私語禁止のルールは階下にあるエセルの中庭には適用されないので、こちらでは会話を楽しみながらお茶をすることができます。
しかし、いくら私語が禁止されていないとはいえ、店内は静寂な空間であるため、あまりにも大声で会話をすると店員さんから注意されるかもしれなので音量には十分注意してください。
コメント