こんにちは。Rokuです。
今回は、全国チェーンのラーメン店「山岡家」をご紹介いたします。
国道沿いにお店を構えていることが多い山岡家ですが、非常に濃厚なスープが特徴なラーメンで中毒者が後を絶たないと評判です。
本記事では山岡家ラーメンのレビューと、家系ラーメンとの関係についてもご紹介いたします。
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山岡家の辛味噌ラーメンをレビュー
今回オーダーしたのが辛味噌チャーシューメンです。(1,110円)
山岡家のスープは醤油豚骨ですが、これに特製の味噌と豆板醤を加えたものが辛味噌ラーメンとなります。
山岡家は全国チェーン店ですが、チェーンにありがちなセントラルキッチンを持っておらず、全てのスープは自店舗で焚かれています。
そのため、店舗によってスープの味に微妙な差異があるというのも山岡家の特徴です。
スープの出汁には豚骨が100%使われているため、お店の内外では獣臭さが漂っています。
ただ、スープ自体に獣臭さは残っておらず、癖がないどころか非常にキレのあるスープに仕上がっていました。
若干の酸味を感じましたが、これは豆板醬の酸味に由来するものだと思われ、辛味と相まって食欲をそそる一杯になっています。
チャーシューも自店舗で火入れをしていて、こちらにも醤油の風味が強く効いていました。
なお、麺は山岡家が試行錯誤の上に完成させた自家製麺を使用しており、以下の特徴があります。
●ストレートの太麵
●低加水で小麦の風味が強く香り立つ
●非熟成なので麺にハリとコシがあり、食べ応えがある
これらの特徴を持つ麺は、パンチの効いたスープに負けないように開発されています。
山岡家は全体的に味付けが濃厚であるため、家系ラーメンが好きな方であれば、ハマる方も多いのではないかと思われます。
山岡家は家系と似てるが家系ではない→違いは?
山岡家という屋号から、決して少なくない方が「山岡家=家系ラーメン」と認識されています。
世間一般的に家系ラーメンというと、次のような特徴が挙げられます。
●屋号は「〇〇家」
●スープは豚骨醤油
●麺の硬さ、スープの濃さ、脂の多さを選べる
●トッピングはチャーシュー、ほうれん草、海苔の3種類
確かに、これらの特徴は山岡家と一致しているため、一見すると家系ラーメンのように思えてしまいます。
しかし、結論から言えば、山岡家は家系ラーメンではないのです。
実は、山岡家で使用されているスープの出汁は豚骨のみですが、家系ラーメンでは鶏ガラも使われているからです。
山岡家・家系ラーメンでも脂の多さを選べるものの、前者が豚脂であるのに対して家系ラーメンでは鶏脂(チーユ)なのです。
さらに言えば、家系ラーメンでは酒井製麵の麺が使われており、この麺を使用できるのは家系ラーメンのみとなっています。
簡潔にまとめると、山岡家が家系ラーメンではない要素は「脂」と「麺」ということになります。
ただ、現在の家系ラーメンは細分化(複雑化)してきており、家系ラーメンの系譜にありながら、鶏ガラや酒井製麺を使用していないお店もあるのです。
そのため、山岡家と家系ラーメンを明確に区別する境界線は曖昧なものになりつつあると言えます。
しかし、山岡家自らが家系ラーメンを名乗っていない以上、やはり、山岡家が家系ラーメンではないことは確かです。
両者の関係は?パクリなの?
山岡家が家系ラーメンと似た雰囲気を持つためか、両者の関係性が気になるところです。
一部では、家系ラーメンの総本山である「吉村家」から派生して出来たのが山岡家ではないかという考察もなされていました。
しかし、双方の創業者は師弟関係でもなく、ましてや親子や兄弟でもないのです。
山岡家は吉村家の社長の弟子が作ったのではありません。
全く関係ありません。
しかし山岡家社長の山岡さんも、吉村家の社長の吉村さんも全国チェーンのラーメンショップで修行しました。
■「https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10258770765」より引用
ただ、両者は自身のお店を興す前に、ラーメンショップで修業していたという共通点があるのです。
山岡家の創業者が吉村家の味を研究した可能性は否定できませんが、それを丸パクリしたわけではなく、独自の解釈とアレンジを加えて唯一無二の味に昇華させたのが山岡家と言うわけです。
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