こんにちは。Rokuです。
今回は、靖国神社の外苑にある「八千代食堂」をご紹介します。
〒102-0073
東京都 千代田区 九段北2-1−4
八千代食堂では、「特攻の母」と呼ばれた女性(鳥濱トメさん)が特攻隊員に振る舞った玉子丼を食べることが出来ます。
特攻隊員たちは最期の晩餐として、トメさんが作った玉子丼を食べて戦地へと飛び立っていきました。
この玉子丼は当時のレシピで作られており、食材も全て鹿児島の知覧から直送されているのです。
今回は、特攻の母として慕われた鳥濱トメさんの玉子丼をレビューします。
靖国八千代食堂の玉子丼をレビュー!レシピは?
八千代食堂でオーダーした玉子丼(1,100円)がこちらです。
冒頭で触れた通り、この玉子丼はトメさんのレシピを元に当時の味が忠実に再現されたものとなっていますが、その再現度は玉子丼だけではありません。
実は、味噌汁やつぼ漬けも当時のまま忠実に再現されているのです。
つまり、この玉子丼を頼むだけで、特攻隊たちが実際に食べていた当時の味を追体験できるというわけです。
玉子丼のレシピについては門外不出で、企業秘密になっているため、その全貌は明らかになっていません。
ただ、下記ブログ(※①)によると、玉子丼の割り下には「鰹出汁」「醤油」「砂糖」が使われているようです。
●https://www.akatsukakensetsu.co.jp/akatsukakoji-blog/鳥濱トメさんの玉子丼/
玉子丼を一口食べてみて最初に感じたのは「甘い」ということです。
確かに、鰹や醤油の風味は感じたものの、それらを差し置いて甘さが全面に出ていました。
もちろん、この甘さは砂糖の甘さに由来するところが大きいですが、それ以外にも玉ねぎの甘さも感じられました。
全体的に甘い味付けとなっているものの、甘すぎるということはないため、しょっぱい味付けが好きな方でも無理なく食べられるはずです。
現代では豪華な食材をふんだんに使った料理も珍しくありません。
そうした料理に比べると、トメさんの玉子丼の具材には玉子と玉ねぎが使われているだけで、非常に簡素なレシピとなっています。
ただ、当時は戦時中で食糧難の時代だったことを考えると、卵や砂糖は非常に貴重な食材で、お金を払えば簡単に手に入るという代物でもなかったのです。
そのため、トメさんは農家を歩き回り、自分の着物と引き換えに玉子や砂糖を手にいていました。
そうした苦労の上に出来上がったのが、この玉子丼というわけです。
予約やオーダーの方法は?
八千代食堂では予約を受けつけていないため、事前に予約を済ませてから来店することは出来ません。
遠方から来る方であれば、土日祝や連休などは避けて、出来るだけ平日の昼前に足を運ぶといいでしょう。
実際、私が訪れたのは平日の木曜日11:00頃でしたが、お客さんは女性1人だけでした。
私が退店した11:40頃でも店内には4人のお客さんがいるのみでした。
このことから、お昼のピークタイムよりも前にお店に着けば、待ち時間なしで入店することが出来るかもしれません。
ただ、八千代食堂は貸し切りを行っている場合があるため、不安な方は事前に電話で確認するか、お店のSNSなどでお知らせがないかを確認しておくといいでしょう。
ちなみに、オーダーは入店直後のレジで聞かれるため、予めメニューを決めておくとスムーズに対応して頂けます。
レジで支払いを済ませた後、番号が書かれたブザーを渡されるので、好きな席に座って順番を待ちます。
ブザーが鳴ったら、店内の奥にある厨房まで赴き、そこで自分の注文した料理を受け取り、ブザーを回収ボックスに入れます。
食事が終わったら、その厨房向かって左側に食器を下げる場所があるため、そこに食器を置いて下さい。
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